ソフト開発を自動化しよう
このページではソフト開発を自動化する「プロジェクト」について解説しています。
その性質上、「チームマネジメント」で解説した内容が前提となっていますので、まだ見ていない方はそちらを先に見ることをお勧めします。
順調にソフトを発売し、利益を積み上げているでしょうか?
得た利益でもっと多くの従業員を雇って、沢山のソフトを開発しているかもしれませんね。
しかしソフト開発にはプレイヤーが介入する要素がとても多いものです。
設計図の作成、発売日の設定・プレスリリース、アルファ版昇格、進捗に応じたチームの割り当て、レビュー、ベータ版昇格、印刷、発売、サポート、発売後広報、そしてその終了…
1つや2つのソフトならまだしも、多くのチームで回すとなると…
めんどくさいんじゃああああ!!!!
となるのは当然でしょう。優先順位はありますが、うっかり忘れていたら品質や利益が損なわれます。
これではプレイヤーは常に見張っていなければなりません。
何より一々ゲームの進行が妨げられます。
こんな事は多くの従業員を抱えるトップの仕事ではありません。そうでしょう?
ご安心ください、自動でソフトを作り、チームの割り当ても執り行い、その広報業務やサポート業務まで司る機械がこのゲームには用意されています。
それがプロジェクトです。
流石にプロジェクトを設定する事はプレイヤーがやらなければなりませんが、一度設定さえすれば、後はずっとソフトを作り、サポートも怠りません。
完全に任せればプレイヤーは見てるだけで済むのです。
もうアルファ版昇格でチームを変え忘れて品質が下がることは無いですよ!
そんなプロジェクトは"プロジェクト管理"アイコンから設定します。
この画面でプロジェクトにチームなどを割り当てていく事になります。
前に、役割でチームを分けるとプロジェクトがやりやすくなると書きましたよね。
今ここでそれが生きてくるわけです。
もしまだこの形になっていない方は、この形にしちゃいましょう。
人数は作りたいソフトに合わせてください。
役割毎にチームを分けたらプロジェクトに割り当てます。
まずプロジェクトのリーダーを、リーダーの誰かから任命します。
これは別にどこのチームのリーダーでも構わないのですが…
上の図の通りにチームを割り当てていれば、開発チームのリーダーは開発に参加せずにリーダー業務しかさせていない筈です。
それならどうせ暇している筈なので、開発チームのどちらかのリーダーを、プロジェクトリーダーに任命しましょう。
「設計」「開発」「広報」の全てのスキルが少しでもあった方が良いです。
"設計チーム"はデザイナーが所属する企画チームを割り当てます。
"開発チーム"と"開発補助チーム"にはプログラマーとアーティストが所属する開発チームをそれぞれ2つ割り当てましょう。
"開発補助"とは言っていますが、要はもう一つの開発チームがあるということで、別に本開発チームを手助けする訳ではありません。
設計は実装より早く終わるものなので、企画チームが1つにつき開発チームが2つ以上あった方が企画チームに無駄が出ない、ということで開発補助チームが設定されています。
ですから開発補助チームは開発チームと同じ構成にしましょう。
開発補助チームが居なければ"無し"にしてください。
”サポートチーム”はサポートを担当しているチームを割り当てます。
"リリース前広報チーム"は主にプレスリリースの執筆と誇大広告を行います。
"リリース後広報チーム"は発売したソフトの宣伝を行います。
別にどちらも同じで良いのですが、例えば夜間にも広報チームを働かせていたとします。(参考→夜間に働かせるメリット)
夜間広報チームの規模が小さく、誇大広告に専念させたいというような場合はリリース前広報チームにだけ彼らを割り当てる、という使い方が出来ます。
"SCM"は開発に使用するサーバーを指定します。サーバーダウンしなさそうなサーバーを選びましょう。
"サーバー"はソフトがオンラインサービスを搭載した場合にホストとなるサーバーを指定します。
とりあえずは最低限、以上の設定を行えばプロジェクトを開始することが出来ます。
しかしプロジェクトも万能ではありません。自動化させることで逆にプレイヤーが介入することが出来なくなりますから、様々な不都合が発生することがあります。
- 酷い品質でもリリースする。
- ソフトの名前を自由に決めることが出来ない。
- 時代が進んでも新Featuresを搭載したりOSを乗り換えたりしてくれない。
- 広報度合いを自由に決めることが出来ない。
- 印刷はしてくれない。
- 開発期間を伸ばすと広報が下手くそになる。
- 未発売のOSに対応させようとしても難しい。
5. から7.に関してはちょっとどうしようもないのですが…
1. から4. はプレイヤーの介入を許可することで解決出来ます。
そこを設定するのが下半分の項目です。
"開発期間"のスライダーは、設計図に記載されている"開発期間"を基準に実際の開発期間を調節できます。
要は最高品質(できれば超高品質)でリリース出来るような開発期間にすれば良いのですが…
それには能率やスキル、労働時間など多くの要素が合わさっているので、これ!というものはありません。
今までのソフト開発にどれくらいの時間がかかっていたかを思い出して上手いこと調節してください。
ただし現状、この開発期間のスライダーを長めにすると、広報がうまくいかなくなるようです。
130%以上くらいから記事で広報が下手とダメ出しされるようになってしまうので、 出来れば100%のままでも高品質でリリース出来るようにしましょう。
それにはスキルと能率を高めることが重要です。
勿論、90%以下でも高品質でリリース出来るに越したことはありません。
"自動開発"は、これを有効にするとプレイヤーが作る設計図すら必要が無くなります。
ただその代償として、ソフトの名前は自動生成になりますし、Featuresや対応OSなどを最新にするような気の利いたこともしてくれません。
「やっぱりソフトの名前は自分で決めたい!」という方や、
「対応OSや使用ソフトは常に最適化したい」という方はチェックを外しましょう。
オンにした場合は下記3種のオプションを使用可能です。
"続編のみ"は、自動開発で続編のみ作るようになります。
自動開発を無効にしているなら、こちらを有効にしても意味が無いようです。
シリーズモノを作るとライセンスを高めに売ることが出来ますから、続編でシリーズを重ねて他社に高く売るという小技もあります。
"単独IP"は"続編のみ"を更に限定したもので、1つのシリーズにだけ特化させます。
やはり自動開発を無効にしているなら、こちらを有効にしても意味が無いようです。
そもそもあんまり効率がよくありません。
"社内用"を有効にすれば、一般販売はせず社内にだけ使える秘匿ソフトを作成するようになりますが…
そんなに大事なソフトならプロジェクトに任せずプレイヤーが指揮管理をしたほうが安心です。
社内用にするのは超高品質のゲームエンジンくらいですし。
最後の4つは発売後についてを決められます。
"リリース後の広報"を有効にすると発売後に自動で広報を開始します。
通常は有効にします。
"広報委任"を有効にすると、広報予算の設定や優先度を販売数に応じて自動で割り当ててくれるようになります。
というと便利ではあるのですが、社運のかかったソフトの場合はプレイヤーが広報予算の設定をするべきです。
"サポート業務委任"を有効にすると、サポートの優先度を自動で割り当ててくれるようになります。
通常は有効にします。
"パッケージ"は発売時に注文する製品数を指定します。
なぜだかプロジェクトは印刷をしてくれないので、ここである程度は注文しておかないと初日で機会損失します。
発売後にプレイヤーが印刷の設定をしましょう。
お疲れ様でした。これでプロジェクトを立ち上げる事ができます。
しかしいきなり自動開発をしてくれる訳ではありません。
まずプロジェクトリーダーが仕事をして"アクションポイント"なるモノを貯めます。
プロジェクトでソフトを設計したり、開発に昇格させたり、広報を始めたりするにはこのアクションポイントを消費して行うことになります。
ある程度のリーダースキルと各役割のスキルが無いとプロジェクトの進行に追いつきません。
スキルが無ければ1ヶ月で良いので研修に出しましょう。
次に、例え自動開発を有効にしていたとしても、まず雛形となるソフトをプレイヤーが指定してやる必要があります。
やり方は、ソフトの設計図を作った後に"開発"を押すのではなく、その右の"プロジェクト管理"を押してプロジェクトを選択するだけです。
するとアクションポイントを消費して先程のソフトが設計されます。
後は自動です。アルファ版・ベータ版への昇格も。広告も。発売も。サポートも。
"自動開発"を有効にしていれば設計図の作成ですらも。
リーダーが生きている限り、プロジェクトが自動でソフトをリリースし続けてくれるようになります。
自動開発を無効にしていた場合は、プレイヤーが設計図を作って流し込みましょう。
他のソフトと開発時期が被らないように調節してくれます。
これでプロジェクトの説明は終わりです。
プロジェクトを利用すれば、プレイヤーが眺めているだけで会社に利益をもたらしてくれるようになるでしょう。
もうウサギ小屋で納期に追われながら契約業務をこなしていたあの頃とは違います。
頑張って大企業を目指してください。
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